はじめに
1159人の方の代弁者
昨年(2023年)4月の市議選で1159人もの方に「かわのとしお」と投票用紙に書いていただき、初当選させていただきました(^^)
なので、その1159人の方の代弁者だと思って、日々、市議活動をしています。
賛成・反対・退出
そんな私ですが、2024年3月議会での議決の際、
- 賛成すべきか
- 反対すべきか
- 退出すべきか
悩んでしまいました(>_<)
それは「国民健康保険税の値上げ」問題です。
普通に考えると「反対」なのですが…
私は、何に悩んだのか?
そして結局どうしたか?
そのことを書いた後援会だより「かわので変わろう!No.35」(2024年5月前半号)を紹介します。
かわので変わろう!No.35「国民健康保険値上げ、かわのは悩みました。あなたはどう考えますか?」
国民保険税値上げ
昨年も国民健康保険は値上げ!
昨年(2023年)の初夏頃、朝の辻立ちの際に声をかけてくれた方から
年金が上がって喜んだのに、その後、税金か何かでたくさん引かれてる。
どういうこと?
と尋ねられました。
当選したばかりだった私は、すぐに答えられませんでした。
その後調べて、2023年の3月議会で国民健康保険税の値上げを決議していたことを知りました。
今年も値上げ
今年(2024年)の3月議会でも国民健康保険税の値上げが提案されました。
私の所属する会派「未来フォーラム」代表の松崎ゆり子さんは、3月議会最終日に反対討論に立つと言われました。
ところが私は悩んでました。
悩むかわの
私も最初は
昨年も値上げして、今年も値上げなんてとんでもない!
と感じました。
しかし予算委員会で
いっぺんに値上げして市民に負担をかけないために、2年間かけて値上げすると、昨年決めました。
という説明がありました。
市民を思っての「段階的値上げ」を反対していいものだろうか?
でも、年金暮らしの高齢者や経済的に厳しい方のことを考えたら反対すべきだし…
決議がある3月議会の最終日まで、私は悩んでました。
民主主義
教員時代、子どもたちに
民主主義とは、とことん論議し合った上で、最後は多数決で決定していくこと
って教えてきたよなぁ…
と考えた私は、最終日の「賛成討論」と「反対討論」を聞いて、自分の意見を決めようと思っていました。
ところが…
賛成派からの「賛成討論」が無かった
3月議会最終日、松崎ゆり子議員の反対討論の後、あると思っていた賛成討論に立つ議員さんはいませんでした。
賛成側から出た意見は「手続き上の不備」のみ。
かわのは議員1年目がやっと過ぎただけで、議会の駆け引き等は未だわかりません(わかりたくもありませんが…)
しっかり意見を聞いて判断したかったかわのを、納得させるような賛成側の意見(賛成討論)を聞けなかったので、結局「反対」に挙手しました。
あなただったらどうします?
クイズ 脳みそ体操
⑰の答え
- 1本目の線香の両端に同時に火をつけると同時に、2本目の線香の片端に火をつけます。
- 1本目の線香が燃え尽きた時、2本目の線香のもう片端に火をつけます。
- 2本目の線香が燃え尽きた時が、スタートからきっかり45分が経過した瞬間です。
脳みそ体操⑱
100チームが出場する野球の試合で、優勝決定までに、最低、何試合必要でしょう?
頭の体操1(多湖輝著・光文社刊)より引用
おわりに
悩んだ理由の補足
大野城市は近隣の自治体に比べて、今まで健康保険税を低く設定し続けてきました。
県から「いずれ税率の県内統一を実施する」と言われ、その時に一気に引き上げると市民が混乱するから、前もっての段階的値上げに踏み切ったとのこと。
- 今まで低く設定してきた
- いずれ県の指示で値上げせざるを得ない
- 今まで低かった分値上げ幅が大きくなり、市民が混乱するかも
予算委員会ではそんな説明がありました。
一方で脳裏をよぎるのは、朝の辻立ちの際に「とても困るんよ」と教えてくださった方の表情や声。
なので、かわのは「賛成」「反対」のどちらにしようか悩んだわけです。
困った時がチャンスです♪頭のよくなるチャンスです♫
我が子がまだ小さかった頃、いっしょに見ていたNHKの「ともだちいっぱい」という教育番組の中で、ペリカンさんが
困った時がチャンスです~♪
頭のよくなるチャンスです~♫
(NHKアーカイブ「ともだちいっぱい」から引用、2分45秒くらいからペリカンさんの歌あり)
と歌っていました。
その歌を聞きながら
そのとおりだよなぁ(^^)
とつくづく感じていました。
クラスで問題が起きたときにも、子どもたちに
困った時がチャンスぞ。
問題が無いクラスが「いいクラス」じゃなかぞ(ないぞ)。
問題が起こって、それをみんなで乗り越えた先に「いいクラス」があるんばい(あるんだよ)。
と言い続けてきました。
私は無所属でしかも議員1年目、「党の指示」とか「忖度」なんかとは無縁です。
これからも多くの市民の方の声を聞きながら、たくさん悩み、自分の脳みそで判断し続けていこうと思っています。
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