はじめに

地域の方の困りごと
前職が公立中学校の教員と言うこともあり、当選後の
- 6月議会
- 9月議会
での一般質問は、教育関係ばかりでした。
2023年12月議会で、初めて教育関係ではない「地域の方の困りごと」を一般質問で問いただすことができました。
しっかり準備してとりかかろう
教育問題ならば現場をよく知っていると言う強みがあります。
しかし、そうではない分野で、地域の方の声を代弁するには、しっかり準備する必要があります。
今回は、後援会だより「かわので変わろう!No.34」を通して、そんな「準備」の一端を紹介します。
かわので変わろう!No.34「3月議会 一般質問 ハンドボールの自主練習場所」
3月議会での一般質問
3月議会では
- 大野城市の防災・減災へのとりくみについて
- ハンドボールの自主練習場所について
- 教職員不足を解決するための教職員の働き方改革の1つである標準授業時数について
の3点を質問しました。
ハンドボールの自主練習場所について

ある中学生の保護者から相談を受けました。
「子どもがハンドボール部に入っているんですが、自主練する場所がないんです」という相談でした。

各コミュニティセンターにおいて、ハンドボールの使用が禁じられている理由を教えてください。

ハンドボールは、バレーボールなどに比べ重く小さなボールを使用します。
コミュニティセンターのふれあいホールは、衝撃が強いシュート性のボールが当たった場合に、壁面だけでなくガラスや機器類の破損が懸念されます。
また、ほかの利用者が用具倉庫への出入りなどで移動する際に、ボールにぶつかっていけがをする危険性もあると考えています。

仙台市の青葉体育館では「ハンドボールの使用が可能になりました」とホームページで告知しています。
そのページには
- 青葉体育館競技場を全面で予約、個人貸しはしません
- 破損防止策を実施、(ゴール裏に養生ネットを設置)
とも書かれていました。
なるほどこの方法だと、大野城市のコミュニティセンターが危惧している施設設備の保全や利用者の安全確保等の問題もクリアできている…うまい方法だなと感じました。
さて、市議会の議事録を検索したら、今までハンドボール競技で、大野城市の中学生が輝かしい歴史をつくってくれていたことがわかりました。
ならば、壁が壊れるからとか、他の利用者が危ないからと切って捨てるのではなく、これからもさらに子どもたちが全国レベルで活躍できるように、青葉体育館のように条件整備してはいかがですか。

これらの対策を含めた条件整備などについては、市内で活動する当該競技団体を含めた利用者ニーズや、コミュニティセンター以外の利用可能施設の状況などを調査研究しながら、総合的に判断したいと考えております。
クイズ 脳みそ体操
⑯の答え
答…下図のように黒いマッチ棒を5本置くと、面積は3等分されます。

脳みそ体操⑰
ここに蚊取り線香が2本あります。

どちらもきっかり1時間で燃え尽きます。
この線香2本を使って45分を計りたいのですが、どうすればいいでしょうか?
なお、線香の燃える速度は必ずしも一定とは限りません(線香の99%が10分で燃
え、残りの1%が50分かけて燃え尽きる可能性もあるってことです)
幼女の論理クイズ(https://sist8.com/2sks)より引用
おわりに

実際の一般質問は400字詰め原稿用紙24枚分
朝の辻立ちで配布している後援会だよりはA5用紙のため文字数が限られ、超あっさりした記事になってしまいます。
しかし実際は、2024年3月議会での私の一般質問は400字詰め原稿用紙24枚分の文字数でした。
所用時間は41分間です。
一般質問でそんなに長く何を話してるの?
例えば、今回紹介した「ハンドボール練習場所」の場合、
- Q1「ハンドボールの使用が禁じられている理由」
に対する答弁で「施設設備の保全、他の利用者へのケガの懸念」が語られた後、次のような話をしました。

施設設備の保全、他の利用者へのケガの懸念について自分でも計算してみました。
ただ衝撃力の計算

は、自分にとってはとても難しく、
代わりに運動エネルギーを求める公式

で代用してみました。
なので、正確かと言われるとあまり自信はないのですが、比較するくらいなら運動エネルギーで代用できるのでは…と思います。
バスケットボールのボールの重さは約600g、パスの速さ時速48km…秒速13.3mです。この場合、0.5×0.6✕13.32 =53.3J。
バレーボールは重さ270g、スパイクの速さ時速100km…秒速27.8mです。この場合、0.5×0.27✕27.82 =104.2J。
ハンドボールは重さ450g、シュートの速さ時速100km…秒速27.8m。この場合0.5×0.45✕27.82 =173.6J。
ここまでをまとめると、
バスケットボールのパスは約53J。
バレーボールのスパイクは約104J。
ハンドボールのシュートは約174J。
ちなみに重さ430g、シュートの速さ時速100kmのサッカーボールの場合0.5✕0.43✕27.82 =165.9J。
ボール の種類 | 重さ (kg) | 時速 (km/時) | 秒速 (m/秒) | 運動エネルギー (J) |
バスケット ボール | 0.6 | 48 | 13.3 | 53 |
バレー ボール | 0.27 | 100 | 27.8 | 104 |
ハンド ボール | 0.45 | 100 | 27.8 | 174 |
サッカー ボール | 0.43 | 100 | 27.8 | 166 |
確かにバレーやバスケットボールよりもハンドボールやサッカーボールが持つ運動エネルギーの方が上回っていました。
さて、これらのボールの運動エネルギーを計算するため、重さや速さ等をインターネットで調べていたら、「ハンドボールでの使用が可能になりました」という仙台市の青葉体育館のホームページを見つけました。
この後、Q2「仙台市の青葉体育館のような配慮はできませんか?」に続くわけです。
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