大野城市の中学校は未だに「弁当」なんです(>_<)

みんなが安心

はじめに

かわの
かわの

「2ヶ月半、ブログ更新をサボった分を取り戻す」強化月間

 本ブログは、大野城市議であるわたしが、毎朝の辻立ちで配布している後援会だより等を紹介するブログです。

 前回の記事で

かわの
かわの

 2ヶ月半、ブログ更新をサボった分を取り戻す!

と宣言したので、早速実行です。

 今回紹介するのは、かわのとしお後援会だより「かわので変わろう!No.31」(2024年3月後半号)です。

かわので変わろう!No.31「中学校給食 かわのの原点」

選択制給食?

 大野城市のホームページには

 大野城市の中学校給食は、市が提供する「ランチ給食サービス」を基本としながら、生徒や家庭の事情に応じ、個々の判断で、「ランチ給食サービス」「持参弁当」「パン購入」かを一日単位で選ぶことができる「選択制給食」です。

と書かれています。

 長く教員をしましたが、このようなシステムを学校では教員も子どもも「給食」なんて呼びません。

 うちの学校は弁当です。

 あっ、でもランチを頼んだりパン注文もできます。

と言います。

 大野城市の中学校もまさにこれ、「弁当」なんです。

全員制給食、残りは2市

 ちなみにクラス全員が同じ献立を食べる給食(私たちがごく普通に「給食」と呼んでいるもの)を「全員制給食」と言います。

 福岡県内29市のうち、中学校が全員制給食じゃないのは春日市と大野城市の2市だけになってしまいました。

かわのが「全員制給食」を求める原点

 私が35年前に勤めていた中学校も「弁当」の学校でした。

 中1生を担任し半年ほど過ぎた頃、隣のクラスの男の子が昼食時間にそっと教室を抜け出しているのに気づきました。

 理由を尋ねると

 弁当が無いから、いつも鉄棒のところに行ってるんです。

 その学校ではパン注文のシステムはありましたが、その子はパンを買うお金も持たせてもらってませんでした。

 35年も前だから、当時はみんな貧しかったんだろう。

と思う方もいるかもしれませんが、それは間違いです。

 35年前と今では、今の方が「家計の実質収入」は低いのです。

 ということは、

かわの
かわの

 あのときの「あの子」が、今の中学校にいる可能性が高い!

 かわのが、全員制給食を求める原点です。

2024年1月17日 宗像市玄海中学校、給食視察にて

クイズ 脳みそ体操

の答

 答…ますを斜めにしてはかればOK

脳みそ体操⑭

 アラビアの大金持ちが2人の息子を呼んで言った。

 「砂漠のまん中のオアシスまで、おまえたちの愛馬で競争しなさい。どちらか勝った方の馬に、私の全財産を賭ける。ただし、普通の競争じゃないよ。のろのろ競争だ。」

 2人の息子はそれぞれの愛馬にまたがり、言われたとおりののろのろ競争を始めた。

 しかし、灼熱の砂漠の太陽に照りつけられ熱中症で死ぬ寸前にまでなった。

 そこへたまたま通りかかった知恵者が、2人から事情を聞いて名案を授けた。

 2人はなにやら相談したかと思うと、今度は灼熱地獄から一秒でも早く抜け出そう
と猛スピードで走りだした。

 さてこの名案とは何だろう?

頭の体操1(多湖輝著・光文社刊)より引用

おわりに

かわの
かわの

子育てに優しい市町村?

大野城市の中学校は「完全給食」?

 記事にあるように私の住む大野城市の中学生の昼食は

  • 弁当持参
  • パン注文
  • ランチ注文

の3通りです。

 しかし市はこれを「完全給食」と定義しています。

「こども未来戦略方針」を踏まえた学校給食に関する実態調査の結果

 文部科学省が2024年6月12日に発表した

「こども未来戦略方針」を踏まえた学校給食に関する実態調査の結果について

の8ページ目「学校給食の実施状況(児童生徒ベース)」には

完全給食の実施率(在籍児童生徒数ベース)は、公立学校では、小学校99.9%、中学校97.8%、特別支援学校94.7%である。

と書かれています。

 大野城市の中学校は「弁当持参」「パン注文」「ランチ注文」なのに、定義上は「完全給食」のため97.8%の中に入っていることになります。

 

しかし…

 

 この項目の次にこう書かれています。

 ただし、喫食数ベースでは、小学校99.6%、中学校89.2%、特別支援学校88.9%であり、給食実施校においても、約285,000人(夜間定時制高校を除く)が給食の提供を受けていない。

 これは重度のアレルギー等により、弁当を持参している児童生徒が存在するほか、

一部の自治体で、中学校を中心に選択制の学校給食を実施しているためである。

 まさに大野城市は「一部の自治体」の1つなのです(>_<)

文科省の求める「子ども未来戦略」

 この報告書を読むと、文科省は明らかに学校給食の喫食数に関しては、できるだけ数値を上げたいようです。

かわの
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 当然です。

 国は「こども未来戦略」を掲げ、今までとは次元の異なる少子化対策の実現を目指しているのですから。

 であるからこそ、今回の報告で「一部の自治体」のために喫食数が下がっていることが問題であると報告書にわざわざ記述したのです。

福岡県60市町村のうち、中学校が給食ではないのは5市町村

 記事中では「福岡県内29市のうち、中学校が全員制給食じゃないのは春日市と大野城市の2市だけ」と「市くくり」で書きましたが、

「市町村くくり」で書くと

「春日市、大野城市、宇美町、須恵町、久山町の5つの市町村」となります。

 

 ちなみに、大野城市のお隣の太宰府市は、2024年1月から中学校での全員制給食(小学校のような給食)がスタートしました。

 つい先日、あるお母さんが

 数年前に大野城市に引っ越してきたんだけど、今年子どもが中学生になって、中学校が給食じゃなくてビックリ(>_<)

 太宰府市とか福岡市に引っ越しとけばよかった(T_T)

 その言葉を聞きながら「子育てに優しい市町村を求めるのは、保護者として当然だよなぁ」と全く反論できませんでした(T_T)

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