はじめに
新年特大号
今回紹介する後援会だより「かわので変わろう!No.26」は「新年特大号」です。
何が「特大」かというと…
普段の後援会だよりはA5サイズ表裏(2ページ)です。
受け取ってくれた方が、通勤電車に乗って、読むのが苦にならない量かな~
と思ってます。
しかし今回の新年特大号は、A5サイズ4ページにしました。
量が倍になったら、読むのが苦になるんじゃない?
たぶん大丈夫です!
と言うのも、後援会だより「かわので変わろう!」は、大人だけでなく、子ども(特に小学生が多い(^^))ももらってくれるので、
子どもたちが喜んで読めるようなアニメの話にしたからです。
しかし、ただアニメの話にするだけでは芸が無いので、ちゃんとかわのらしくなるようにしてみました(^^)
では、はじまり、はじまり~(^o^)
かわので変わろう!No.26(2024年 新年特大号)
2024年が明けましたが…
例年なら「明けましておめでとうございます」とご挨拶するところですが、
- 元旦…能登半島地震
- 1月2日…羽田空港での航空機事故
- 1月3日…小倉鳥町食道街火災
と続けて災害・事故が起こりました。
2日の航空機事故は、地震の救援物資を運ぼうとした海上保安庁の飛行機…悲劇の連鎖です(T_T)
元旦は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし
とんちで有名 一休さん
室町時代に実在した禅宗の高僧 一休宗純さん(一休さん)は「とんち」で有名です。
例えば、一休さんが渡ろうとした橋に「このはしわたるべからず」と書かれていたので「端は通らず、真ん中を渡りました」と堂々と渡りました。
アニメ「一休さん」 第9話「めでたくもあり めでたくもなし」
昔、流行ったアニメ「一休さん」。
その第9話「めでたくもあり めでたくもなし」を紹介します。
あるとき、戦で追われた人たちが大勢、一休さんがいた安国寺に逃げ込んできました。
けれど、お寺は貧乏で、食べ物を出せません。
そこで一休さんは町に出て、とんちで食べ物を集め、お寺に戻ったのですが…。
逃げてきたはずの人々がほとんどいなくなっていました。
残っていた人に尋ねると、侍が来て、
近いうちに戦が起きるから、腹が空いた奴、家がない奴はついてこい。
男は砦を作り、女は飯を炊くのだ!
戦を手伝えば、思う存分、飯を食べさせてやる。
と言って連れて行ったとのこと。
とんちを使ったけれど、結局、戦から追われた人たちに何もしてあげられなかった。
戦を憎んでいたのに、食べ物のために戦を手伝わなければならない人々…。
私も戦を恨むが…。
私はどうすることもできない。
その矛盾に思い悩んだ一休さんは、ドクロを杖の先に掲げて、正月気分でうかれる町を
ご用心なさい ご用心なさい
と言いながら歩きました。
「縁起でも無い」と言われ、町の人に石を投げつけられながら…。
その際
元旦は 冥土の旅の一里塚
めでたくもあり
めでたくもなし
と歌を詠んだそうです。
オトナの一休さん
5~6年前、NHKで「オトナの一休さん」という5分アニメがあっていて、かわいい小坊主ではなくリアルな一休さんを描いた作品として評判になりました。
第二十則「応仁の乱と一休さん」
1467年、室町幕府 第8代将軍 足利義政の後継ぎ争いが原因で、応仁の乱が始まりました。
一休さんはその10年以上前から、都で大きな戦がある事を予想し、いつでも逃げられるように備えていました。
その理由を尋ねられた一休さんは
そんなの簡単だ。
お上を見ればわかる。
酔いどれ将軍 義政は、この乱の責任を感じる事なく、花の御所で庭造りや宴に溺れ、都が燃えるのを酒盛りしながら見ていた。
しかも、その愚かさは今に始まった事ではない。
こうなる事は、明白だ。
戦は、一部の愚かな人間が起こすものだ。
と答えました。
この日の「オトナの一休さん」のエンディングでは、テレビを見ている視聴者に一休さんが
歴史は繰り返す。
いつの世も、お上が狂えば戦が起き、罪のない人々が苦しむ…。
貴様らの時代は、どうだ?
戦は、ひたひたと忍び寄るのだぞ。
と語りかけました。
応仁の乱は、南北朝の動乱の終結から75年後に起き、11年も続きました。
今年(2024年)は、太平洋戦争が終わって79年目です。
もし忍び寄る「戦」があるとすれば、私は明確に
No!
と否定します。
お上が狂えば戦が起き、罪のない人々が苦しむ
2021年、ミャンマーでは
2021年3月27日、ミャンマー国軍が、国軍記念日に反対するデモに参加している市民を114人殺害しました。
1989年、中国では
1989年6月4日、中国の天安門広場に民主化を求めて集結していたデモ隊に対し、軍隊が武力行使し、多数の死傷者を出しました。
今から約80年前、沖縄では
太平洋戦争末期、沖縄では、米英軍の無差別砲爆撃による犠牲のほか、日本軍による住民の殺害が各地で発生しました。
日本軍は沖縄住民をスパイ視して拷問や虐殺をしたり、壕追い出しや、米軍に探知されないため乳幼児の殺害などをおこないました。
「国民を守る」「国を守る」…一字しか違わないけど、めちゃくちゃ違う(T_T)
上記のことを遠い国、遠い昔の出来事だと思っている方が、もしいらっしゃるとしたら、それは危険だと思います。
「軍隊が『国民』を守る」間は、いい…のかもしれません。
しかし、「軍隊が『国』を守る」となった時、反対派の市民に対して牙を剥くことがある…このことは、今までの歴史で何度も繰り返されてきました。
さらに日本は、教育の中で「お国のために命をかけるのは、素晴らしいことだ」と教えた歴史も持っています。
その反省の元、日本国憲法はあるのです。
1947年、文部省発行の中学校社会科教科書「あたらしい憲法のはなし」には次のように書かれています。
いまやっと戰爭はおわりました。
二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。
こんな戰爭をして、日本の國はどんな利益があったでしょうか。
何もありません。
たゞ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。
戰爭は人間をほろぼすことです。
世の中のよいものをこわすことです。
(中略)
みなさん、あのおそろしい戰爭が、二度とおこらないように、また戰爭を二度とおこさないようにいたしましょう。
ウクライナでもガザでも戦争を起こしたのは支配者や政治家です。
今こそ、市民のみなさんがしっかりチェックすることが重要です。
クイズ 脳みそ体操
⑨の答え
脳みそ体操⑩ 問題
13本のマッチ棒で6個の同じ大きさの長方形が作られています。
このマッチ棒をそれぞれ「柵の棒」と見立てて、6つの羊小屋があると仮定します。
さて、この羊小屋の柵が1本盗まれて、12本しかなくなってしまいました。
それでもなお6個の同じ形の羊小屋を作ることができるでしょうか。
ただし、折ったり曲げたり端を余らせるのは不可です。
おわりに
2024年、寒い朝の着こなし
前回の本ブログで、「寒い時期の朝の辻立ちの際の着こなし」として
- 2022年冬は、青のウインドブレーカー
- 2023年末は、金田一耕助風トンビコート(自分でリペア)
を紹介しました。
2024年初めは、ノルディック柄のマント(自分でリペア)
2024年が明け、今は新たな着こなしで後援会だより「かわので変わろう!」を配っています。
それは…
こんな感じのマントです!
どこが「ノルディック柄」?
Yahoo!オークションで購入した下の画像のようなマントを
布用のペンキ「ジーンズ染めQホワイト」で染める際にノルディック柄をあしらってみました(^o^)
キルティング裏地も付け、かなり暖かいマントなのです(^o^)
製作過程に興味がある方は、どうぞこちら ↓ へ。
元ネタ
実は、「一休さんと反戦平和」には、元ネタがあります。
それは、教員時代、中学3年生の副任をしていた頃に書いた学年だよりです。
さらに、この学年だよりは兄弟ブログ「もへちゃん先生の学級通信」でも紹介しました。
こちら ↓ です。
「後援会だより新年特大号」の文字数は普段の倍になりましたが、それでも「あたらしい憲法のはなし」の紹介はかなりカットしてしまいました(T_T)
そのへんは、上記のブログを読んでいただけるとありがたいですm(_ _)m
コメント