はじめに
朝夕の辻立ちでは、「かわので変わろう」を配っています。
今日(2023/03/06)現在、No.5を配っています。
No.1~3は、本ブログの記事の短縮バージョンでした。
そこで今回はNo.4を紹介したいと思います。
大野城市の給食問題について①
大野城市は「中学校が全員制給食」ではない6市町村(1割)の中の1つです
現在、大野城市の中学生のお昼ご飯は「弁当・パン注文・弁当注文」の選択制です。
2005年度からこの制度はスタートしました。
当時は最先端だったのかもしれませんが、2023年の今では、時代遅れと言わざるを得ません。
大野城市議会では
2022年の9月議会において
大野城市立中学校における全員制完全給食の実施と、中学生の学校における昼食欠食調査の実施に関する請願書(3516筆)
が提出されました。
しかし賛成1名、棄権2名、残りの17人の市議会議員は反対に回りました。
かわのが、中学校の「全員制学校給食」に賛成する原点
もう30年以上前のことです。
当時の私は、中1生の担任(かわのは元中学校の教員です)をしていました。
隣のクラスでお弁当を準備できず、昼食時間にソッと抜け出していた子がいました。
私たち教員がそのことに気づいた時には、入学してからすでに半年が過ぎていました。
担任は「なんで今まで気づけなかったんだろう」と泣いていました。
お弁当を準備できなかった子のためにパンも売っていたのですが、その子はパンを買えませんでした。
30年以上前には「非正規雇用」なんて言葉はありませんでした。
だから統計を見ると今の方が実質収入は低いのです。
ということは、

あのときの「あの子」が、今でも中学校にいる可能性が高い!
かわのが、「中学校に『全員制完全給食』を求める」理由です。
おわりに
「かわので変わろう」はA5サイズ
「かわので変わろう」はNo.1~2はA4サイズで発行しました。
しかし、以前市議をされていた方から

字が多いっ(>_<)
ビラの文字はもっと大きく、紙はこの半分のサイズで!
とアドバイスをもらったので、No.3からはA5サイズにしました。
解説「統計を見ると今の方が実質収入は低い」
朝夕に配布している「かわので変わろう」は「A5サイズかつ文字を大きくする」ため、文字数に制限ができ、説明不足の部分が多々あります。
No.4の「統計を見ると今の方が実質収入は低い」ってことも詳しく書きたかったのですが、解説する余裕がありませんでした(>_<)

そこで本ブログで解説させてもらおうと思います。
可処分所得
実収入から、直接税や社会保険料などを除いたものを可処分所得といいます。
この「可処分所得」は、家計の判断で使える金額とされています。
「可処分所得 推移」で検索したら、いろんなグラフを見つけました。

その中で一番見やすかったのが上のグラフで、紫線が「実質賃金」です。
このグラフを見つけた「実収入から税など除いた可処分所得 30年前水準収入は伸び悩み 社会保険料高く」のページには、次のように書かれています。
我が国の労働者の月収は直近30年間で減少しています。
それにもかかわらずこの間、社会保険料や税負担は増加し続けています。
そのため、月収からそれらを差し引いて残る手取りの給料(=可処分所得)は大きく減少しているのです。
また、そもそも物価が上昇し続けているにもかかわらず、それに伴って月収が増えていないため、実質的な賃金としての月収も減少しています。
以上を踏まえると、実質的な賃金としての月収が減少する中、社会保険料や税負担の増加で手取りの給料(=可処分所得)も減少しているという非常に深刻な問題を抱えているということです。

ねっ、
「統計を見ると今の方が実質収入は低い」でしょ。
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