はじめに
あれとかこれとか…文書作成しなくちゃ
今週(2024年4月第2週)は、いろいろな文書作成が立て込んでます(^^;)
- 会派「未来フォーラム」の議会だよりの原稿
- かわのとしお後援会の議会だよりの原稿
- メーデーでの朗読劇「新クイズ・メーデー」のシナリオ
- 来週発行予定の後援会だより「かわので変わろう!No.34」
- 先日あった議員研修の報告書
現段階で1と2はできあがったのですが、3~5は完成してません(>_<)
あ~あ、それなのに…(>_<)
逃避行動
昨夜(2024年4月11日)は、ブログ「もへちゃん先生の学級通信」の記事 ↓ を書いてしまいました(^^;)
心理学の授業で習った「逃避行動」ってやつかもしれません。
はっ!
今、本ブログの記事をかいてのも「逃避」?!
かわので変わろう!No.28
ヤバい!マイナ保険証一本化
政府は2024年12月に、現在の「健康保険証」を廃止し、マイナンバーカード保険証に一本化しようとしているのですが…。
これがマジ、ヤバいんです!
マイナ保険証はトラブル続出
2023年6月7日の読売新聞の社説には「見直しは今からでも遅くない」という見出しで
身近な健康保険証を廃止し、トラブルが続出しているマイナンバーカードに一本化するのは無理があろう。
廃止方針をいったん凍結し、国民の不安を払拭するのが筋だ。
と書かれていました。
トラブル、トラブル…
厚生労働省によると、
- 医療機関窓口の顔認証でエラーとなったり
- 高齢者を中心に「無資格によるいったん10割負担」
- 窓口負担割合の誤表示が起きたりする
そんなトラブルが続発しているそうです。
2023年12月12日には、
住民基本台帳と一致しないマイナ保険証が約139万件あった
と政府は発表しました。
総合病院での待ち時間
私は、月1のペースで母が受診する福岡市内の大きな病院に付き添っています。
母はマイナ保険証ではありませんので、私たち親子は、報道や厚生労働省が報告しているような不都合な思いは未経験です。
ただ、毎回、「検査」・「診察」・「会計」・「薬受け取り」に長い時間待たされ、10時に家を出て、帰宅するのは15時を過ぎます。
マイナ保険証に一本化されると、トラブル等でもっと待たされる可能性はあります。
命にかかわる大問題も
けれど、待ち時間が長くなるだけなら、まだましなのかもしれません。
「検査結果」や「薬剤情報」等、本人の情報が他人の情報と間違えられると、命にかかわるからです。
事実、恐ろしいことに、
他人の情報がカードにひもづけられていたケースが7300件あった
という報道もありました。
そこで、下記の日程で「マイナ保険証の問題点」について学習会を行います!
第4回 かわのとしお議会報告会
2024年2月10日(土)
- ①瑞穂町集会所2階ホール 10時半~11時半
- ②東大利公民館2階ホール 13時半~14時半
※学習会は30分間の予定
クイズ 脳みそ体操
⑪の答え
6センチ4ミリは間違い。
第1巻の1ページ目と第2巻の最後のページは上図のとおり。
なので正解は4ミリ。
脳みそ体操⑫
5匹の猫が、5匹のネズミを、5分で捕まえます。
では、100匹のネズミを、100分間で捕まえるには、何匹の猫が必要でしょうか?
頭の体操1(多湖輝著・光文社刊)より引用
おわりに
「現行の健康保険証を残してください」という意見書
2023年の12月議会で、
「現行の健康保険証を残してください」という意見書を大野城市でも出してほしい
という請願が提出され、私は賛成討論を行いました。
下のYouTube動画の49分30秒~57分53秒に映ってます(^^)
8分近くの動画は見たくないって方は、動画の下に読み原稿を掲載しています。
でも…
たましい込めて、討論に参加したのに…
かわのとしお「現在の健康保険証の存続を求める請願」の賛成討論
6月7日の読売新聞の社説には「見直しは今からでも遅くない」という見出しで
「身近な健康保険証を廃止し、トラブルが続出しているマイナンバーカードに一本化するのは無理があろう。廃止方針をいったん凍結し、国民の不安を払拭するのが筋だ」
と書かれていました。
わたしはこの社説に賛成です。
社説には
「とりわけ深刻なのは、マイナ保険証に関する問題だ。他人の情報がカードにひもづけられていたケースが7300件あった」
とも書かれていました。
厚生労働省によると、医療機関窓口の顔認証でエラーとなったり、高齢者を中心に「無資格によるいったん10割負担」や、窓口負担割合の誤表示が起きたりするトラブルが続発しているそうです。
11月13日、厚生労働省は10月のマイナ保険証の利用率がついに4.49%に下がったことを明らかにしました。
マイナ保険証の利用率は6ヶ月連続で下がり続けています。
これは国民が、マイナ保険証に対して実際に困ったから…、もしくは不安感を抱いているから…と思われます。
さて、私は月1のペースで母が受診する福岡市内の大きな病院に付き添っています。
母はマイナ保険証ではありませんので、私たち親子は報道や厚生労働省が報告しているような不都合な思いは未経験です。
しかしそれでも毎回、検査の後、診察まで1~2時間待ちます。その後支払いのためにさらに1時間待つことはごく普通です。その後、薬局でまた1時間以上待たされます。
自宅を10時に出て、病院から帰宅するのは15時、時には16時を過ぎることもあります。
マイナ保険証にしたからといって母自身が不都合な思いをするかどうかはわかりません。
しかし、たった5%に満たないほどの利用率の現在で7300件もの問題が起こるのであれば、現行の保険証を廃止した後は、母本人にトラブルはふりかからなくとも、支払いや薬を待っているたくさんの人の中でトラブルが起きる可能性は高いと思われます。
すると待ち時間は今以上になることでしょう。
10時に自宅を出て、帰宅が17時、18時、いや19時…そんな日がやってくるのではないかと考えると気が重くなります。
事実、病院事務をしている卒業生に尋ねてみたら
マイナ保険証だとカルテの入力の間違いがなくなるからいいけど、それって初診の時だけです。
薬の情報が共有されると言っても1ヶ月前のものだから結局お薬手帳が必要だし、お年寄りに限らず操作がわからなくなった患者さんの対応で人手がとられています。
ただでさえ人手が足りないのに。
また、発熱外来で来た人は外で待ってもらってますが、マイナンバーカードを預かることはできないから、現行の保険証が必要になるんです。
けれど、すでにマイナ保険証だけにされている患者さんもいらっしゃって…
とても大変なんです。
と教えてもらいました。
待ち時間が長くなるだけなら、まだましなのかもしれません。
検査結果や薬剤情報等、本人の情報が他人の情報と間違えられると、命にかかわります。
12月12日には、住民基本台帳と一致しないマイナ保険証が約139万件あったと政府は発表しました
冒頭で紹介した社説にも
「行政文書は後で修正できるかもしれないが、医療に関する手違いは、国民の健康や生命に重大な影響を及ぼす恐れがある。政府は事態を軽視してはならない」とありました。
母がそんな目にあったら、「あの時なぜもっと反対しなかったのだろう」と悔やんでも悔やみきれなくなると思います。
今回私は、母を頭に浮かべてこの問題・生命に重大な影響を及ぼす恐れについて考えました。
議員のみなさんも、マイナ保険証一本化で重大な影響が出たらいやだなぁと思った方々が、今、頭の中に浮かんでおられるのではないでしょうか。
- それは、朝の辻立ちの際「がんばりいね」と声を掛けてくれる高齢者の方かもしれません。
- それは、地域の活動に瞳を輝かせて参加してくれる小中学生かもしれません
- それは、子どもが高熱を出しあたふたしているお母さんかもしれません。
- それは、心を病んで、それでも回復しようと通院している元同僚かもしれません。
- それは、コロナやインフルエンザにかかり、発熱外来で朦朧とする意識の中で何時間も待たされる将来の自分自身かもしれません。
もちろん、卒業生から教えてもらった中にもあるように、医療のデジタル化によって様々な恩恵がもたらされるであろうことは予想されます。
私はそれらをなんら否定するつもりはありません。
けれど…一言で言ってしまえば「性急すぎる」のです。
命にかかわることなのですから、慎重の上に慎重を期すべきです。
そもそも政府は昨年6月の段階では、現行の保険証とマイナ保険証の「選択制」を打ち出していました。
ちなみに現段階でもマイナンバーカードの取得は国民の義務ではなく、任意のままです。
選択制もしくは現行の保険証とマイナ保険証を併用しながら、トラブルの原因を解明し、とことん再発防止に努めることで、将来、誰もが「マイナ保険証を持ちたいな」と思えるようになることこそ「人に優しいデジタル化」ではないでしょうか。
マイナンバーカードの普及のため「突破力」に期待しているのかもしれませんが、「国民の命、健康」を天秤にかけることには強く反対いたします。
大野城市 12月議会 マイナ保険証 審議結果
私は「賛成討論」をしましたが、当然「反対討論」に立たれた議員さんもいらっしゃいました。
「賛成」「反対」の討論の後、採決をとった結果が下の表です。
結果は「否決」(T_T)
しかし、今でも反対された方々の本音というか、理由がわかりません(>_<)
弱い立場、つらい立場の側に立って考えるのが政治家だと、今まで思っていたんだけどなぁ…
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