はじめに
配布の際の口上
大野城市議会議員に当選させていただいたので、記事の配布を続けています。
今回配布しているのは
「商品のコマーシャル」や「政治家の言動」の中に多く見られるパラドックス
という記事です。
かわので変わろう!No.11
そこにパラドックスがある!
「パラドックス」とは、「正しそうで実はごまかし」という理論のことです。
かわので変わろう9号、10号のように、パラドックスをクイズとして楽しむくらいならいいのですが…。
困ったことに、この世はパラドックスで充ち満ちているのです。
あなた、だまされてるかも!
そこで今回は、身近に潜むパラドックスの例を2つほど紹介しましょう。
商品のコマーシャルの中に…
軒先や玄関によく吊られている虫除け。
「吊るすだけ」「置くだけ」で、蚊が来なくなると思ってませんか?
これらの製品の多くは裏面に小さな文字で「適用種…ユスリカ・チョウバエ」と書かれています。
血を吸うアカイエカやヒトスジシマカ(いわゆるヤブ蚊)には効果はありません。
2015年に消費者庁が景品表示法違反にあたるとして、販売する大手4社に対し、再発防止を求める措置命令を出しました。
そこにパラドックスがあるっ!
政治家の言動の中に…
弱い立場の女性や子どもを守ります!
政治家がよく使いがちな言葉です。
私自身も使うし、本気でそうしようと思っています。
しかし…
選挙が終わった後、ブログ「かわので変わろう!」に
選挙カーがうるさい!
こどもが昼寝をしている時間帯は、住宅街をまわらないで!
というメールが届いていたことに気づきました。
「子どもを守る」と言っておきながら、選挙カーの大音量でお昼寝してる幼子を起こして、母も子も困らせる…
ガ~ン(>_<)
そこにパラドックスがあるっ!
商品のコマーシャルや、政治家の言動には「パラドックス」が多く見られます。
だまされないためには、筋道だった考え方(コナンくんみたいな)が重要なのです。
反省…m(_ _)m
4年後の選挙では、現職の議員さんたちに
「13~15時は選挙カーから大音声を出さないようにしませんか」
と働きかけようと思います。
おわりに
「政治家の言動の中のパラドックス」は、あきれてしまうようなことがたくさんあります。
私が今までで一番
そりゃないやろっ!
とあきれたのは…。
名前を変えただけのパラドックス「大型間接税→売上税」
昔はなかった「消費税」
私が子どもの頃は「消費税」なんてありませんでした。
25円のバナナパンをお店で買ったら、お財布から25円払うだけでした。
パ、パンが25円って、どれだけ昔の話?(^_^;)
私が小学生の頃ですから、今から50年ほど前(1970年頃)の話です(^_^;)
ちなみに当時のはがきの郵便料金は7円でした。
「大型間接税」を導入したい政府が仕掛けた「名前を代えるパラドックス」
1986年に
国民や自民党員が反対する大型間接税は入れない。
私が嘘をつく顔にみえますか。
と発言していたにもかかわらず、その翌年(1987年)には「売上税」と名前を変えて国会に提案した総理大臣がいました。
ちなみに「売上税」は国民の大反対を受け、この総理大臣は辞任しました。
まぁ、こんな単純なパラドックスでは、さすがに国民はだまされなかったわけですね(^^)
ここまではよかったのですが…。
順番を変えただけのパラドックス「朝三暮四」
「売上税は5%」という提案だったことを利用して、1988年に政府は「消費税は3%」という案をまんまと(というよりかなり強引に)国会で通しました。
私はこれも「パラドックス(正しそうに見えて実はごまかし)」だと思っています。
まるで「朝三暮四」!
「朝三暮四」とは何か知りたい方は、以前、本ブログで書いた「令和の朝三暮四」の記事へ ↓ 。
ちなみに、その後3%→5%→8%と来て、現在ではみなさんご存じの通り消費税は10%です(>_<)
してやられた(>_<)
アンケートのおねがい
私が住んでいる大野城市の市政の中でも、
これ、絶対おかしいっ!
パラドックスやろっ!
と感じることが多々あります(>_<)
その中の1つをあぶり出すため、現在、簡単なアンケートをお願いしていますm(_ _)m
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